ドライブ基本情報

オーストラリアは日本と同じ左側通行。また、交通関係の法律、道路標識等が良く整備されているため、国民の交通意識は高く、交通ルールも良く守られています。しかし、交通事故は増大する一方で重大事故に結びつく「スピード違反」や「酒酔い運転」の取り締まりは非常に厳しいので、せっかくの楽しいドライブ旅行を台なしにしないよう、安全運転を心がけましょう。そのためにも、以下に紹介する基本情報を参考にして、安全第一で、楽しく快適にドライブしてください。

オーストラリア・ドライブ基本情報

オーストラリアで車の運転ができる年齢(初心者免許取得可能年齢)は17歳以上(VICは18歳以上、SA、NTは16歳6ヶ月以上)だが、レンタカー各社により利用できる年齢の制限を設けているので、事前にチェックしたい。またドライブ中は国際運転免許証(又は、日本の免許証を翻訳したものでも良いが、現地の指定機関に依頼し、2週間ほどかかり、有料)、日本の有効な免許証、パスポートを携行すること。


1. 各州共通の交通ルール&マナー


●シートベルト
前席のみならず、後席も義務づけられている。更に小学生以下の子供が同乗する時には、チャイルドシートの装着が義務づけられている。

●ドアロック
走行中はドアロックしないのが習慣。これは事故の時にドアロックをしていると救助できない場合があるため。

●アイドリング
環境保護の建前から、排気ガス押えるために暖機運転は慎む習慣がある。


2. 日本では見られない交通法規&交通標識


日本とは異なり、絵表示の標識より文字表示の標識が多い。出発前に交通標識の情報を入手して、一通り目を通しておきたい。

●案内標識
グリーンまたはブルー地に道路の名称や都市名、距離などの文字や数字が入っている。

ハイウェイで見られる道路案内

●制限標識
交通法規に定められた条件を表示する標識。文字標識が多い。一時停止、速度制限、駐車禁止などの標識。この標識に従わないと「罰則」の対象となる。

●警告標識
道路の状況や前方の様子を知らせる標識。日本と同様に注意を促す黄色地に文字や絵で表示。

●その他の標識
工事中の時に出されるような臨時の標識が多いが、重要なものも少なくない。


3. 道路の種類と制限速度


地図上で道路は、番号で表示されると同時に、地名、町村名、人名などでも表示されている。

●一般道路
日本におけるそれと同じだが、制限速度は異なるので道路標識を確認しながら走行すること。

●ハイウェイ
日本で言う国道で、よく整備された幹線道路。基本的には無料。制限速度は一般道路に準じ、踏み切りもあれば信号もある。

●フリーウェイ
日本における「高速道路」に相当するが、無料。目的地と付近のインターチェンジを確認してドライブしよう。もちろん本線上は緊急時以外駐停車禁止。駐停車は給油休憩ができる「レスト・エリア(RestArea)」 のみである。

●有料道路
一部の橋、トンネルに有料道路もあるが、モーター・ウェイと表示されている道路は有料。

●制限速度
法律による制限速度は、市街地で時速60km。郊外やハイウェイ、フリーウェイでは100~110km(州によって異なるので注意)となっている。


4. 走行方法


●信号機のある交差点の通過方法
信号を守って通過することはもちろんだが、信号機は横型ではなく、縦型で上から「赤・黄・青」と並んでいる。また右左折専用の矢印信号が多く設置されている。

矢印は右折専用の信号

●信号機の無い交差点の通過方法
◆日本と同様に交通量の多い道路、道幅の広い道路に優先権が有り、これらの道路と交差する道路には、「一時停止(STOP)」の標識が設置されている。また、交通量の少ない見通しの良い交差点では、「前方に優先道路有り(GIVE WAY)」の標識があるので安全確認をして徐行する。

◆ラウンドアバウト(Roundabout)通過方法(図参照)交差点の形はロータリーになっており、時計回りの一方通行。

  1. 右側から来る車(既にロータリーに入っている車)に優先権がある。
  2. ロータリー内は入る車より、出る車に優先権がある。
  3. 左右の道から同時にロータリーに入ろうとしている場合は、自分の右側にいる車が優先となる。

●踏み切りの通過方法
前方に踏切がある場合は、それを知らせる標識はあるが、特に踏み切りに信号も無く、一時停止の標識も無い場合は、徐行して通過する。

●夜間ドライブの注意点
市街地走行においての注意点は、日本のそれと同様だが、不慣れな土地ということを考慮し、安全に配慮することは当然である。郊外を走行するに当たっては、道路標識に注意を払い、特に動物のサインがある場合は、高い注意力が必要である。

◆オーストラリアの動物は夜行性が多く、特にカンガルーは車のライトに向かって飛び出てくることあるので要注意。

◆もしもはねた動物に子供がいたり、身ごもっている場合は路肩に移し、最寄りの警察へ連絡することも必要。

●牧場内走行の注意点
オーストラリアの郊外では、農場(牧場)の中を通過する道路も数多い。特にここから農場内といった標識は無いが、両側がフェンスで囲われ一見ゲートのようになっており、「GRID(グリッド)」の標識が前方に設置されている。グリッドとは、ゲートの代りに道路に溝を切り、家畜が足を取られて牧場外に出られないようにするための、目の粗い格子状のフタ。牧場内は、昼間の走行時にも注意しなければならないが、夜間は要注意だ。


5. 駐車形態の色々と駐車に際しての注意(貴重品は車内に置かない)


【路上駐車】
路上駐車といっても、日本のように駐停車禁止の場所に「短時間だから・・・」というわけには行かないことを承知しておこう。駐車する場合は、パーキング・メーターのあるところ(時間に注意)、駐車可能標識があるところとなる。ただし、パーキング・メーターのあるところも標識内の駐車可能曜日、時間を確認してから駐車するように。

【有料駐車場】
日本同様時間制の駐車場。観光スポットでは余り見られないが、市街地で駐車しなければならない状況になった場合に利用したい。料金は1時間A$3~6程度。

★どこの国でも言えることだが、駐車をする車には貴重品は置かないこと。


6. 給油方法


オーストラリアではガソリンスタンドのことを「ぺトロール・ステーション(Petrol Station)」と呼ぶ。計量方式は日本と同じで、「リッター」を使用している。給油方式は都市周辺がセルフ・サービス、郊外や地方ではフル・サービスが一般的で、沿線道路沿いでは24時間営業の店も多い。店舗は純然たるガソリン・スタンドとコンビニエンス・ストアーのような形態が見られる。ガソリンの種類には「Regular(レギュラー)またはLeaded(レディッド)」、「Super Unleaded(アンレディッド)」、「Unleaded(アンレディッド」の3種類あり、レンタカーは「Unleaded(アンレディッド)」を給油する。



*車種によりDiesel(ディーゼル)指定の場合がございます。ガソリンの種類を必ずご確認の上、給油してください。

ガソリンスタンドの給油機

【セルフ・サービスの給油の手順】

  1. 車を給油スタンドに付け、「Unleaded」のホースを取り上げる。メーター(ガソリンの量と金額)は自動的にゼロとなり、給油できる状態になる。給油の量は任意なので、量または金額の切りが良い所で、止めることもできる。

    *ガソリンの種類を必ずご確認の上、給油してください。
     
  2. 給油、窓拭き、灰皿やごみの清掃が終了したら、支払いカウンターへ行き、給油スタンドの番号を伝え、料金を支払う。尚、車は料金を支払うまで、移動しないことがオーストラリアでのルール。

7. 交通違反&事故にあった場合の対応


【交通違反】
違反の主なものは、駐車違反とスピード違反であるが、慣れない「ラウンドアバウト」や「ギブ・ウェイ」等の通過時にも違反しやすいので注意すること。また、違反をして警察官に停車を命じられたら、速やかに従い、指示があるまで運転席で待つこと。都市部のパーキング・メーター設置エリアには「駐車取締員」が巡回して、メーターをチェックしており、時間オーバーについては即違反チケットが切られてしまうので、長時間駐車の場合は駐車場を利用するのがよい。飲酒運転については、「法定許容範囲」があり、その数値を超えた場合に違反対象となるが、飲酒運転は重大事故に繋がることが多いので「飲んだら運転しない」ことを守ることが鉄則。

※チケットを切られてしまったら:指定の場所(エリアを管轄する行政機関等)に速やかに出向き、罰金を支払うこと。現金書留で郵送することもできる。未払いでいるとレンタカー会社を通じて請求書が送られてくる。

【事故】
交通事故を大別すると、「物損事故」と「人身事故」に分かれる。

【物損事故】:車同士の接触、衝突、または単独事故でけが人が出ない場合をいう。
接触、衝突の場合にはまず警察へ「事故報告」を行い、「事故証明書」を発行してもらう。併せてレンタカー会社へも事故報告を行なわなければならないので、相手の免許証、保険証の内容、車のナンバーを控えておくこと。事故の状況を写真に撮っておければなお良い。また、たとえ自分が悪くても、”I am sorry”とは決して言わない。この言葉は、自分の非を認めたことになり、その後のクレーム処理や訴訟問題で不利な立場に立たされることになるため。
事故が軽微でそのままドライブを続行できる場合はよいが、走行不能な場合はレンタカー会社に相談すること。

※事故現場での検証や、示談書、相手側からの事故証明用紙へのサインは、内容の確認ができない場合はせずに、通訳の依頼をすること。特に示談については、自分で勝手にした場合、保険が適用されないので要注意だ。

【人身事故】:救急車を呼ぶことを第一に行うと同時に警察へも連絡すること。レンタカー会社への連絡も必ずすること。

◆救急車は「有料」
日本の救急車は無料だが、オーストラリアは有料だ。料金の支払いは、事故の原因によって料金負担の有無が決まる。

■緊急時の連絡先
警察・消防・救急  TEL:000(ゼロ3つ)担当者が出たら、警察・Police、消防・Fire、救急・Ambulanceのいずれかを知らせ、現場の住所、道路名、目標物を知らせること。


8. 道に迷ったと思ったら


地図を良く見て現在地を確認すること。だが、確認できない場合は、来た道を戻るか、最寄りの道路案内に従って、幹線道路へ出てから地図で再確認しよう。それでも確認できない場合は、地元の人に地図を見せて現在地を教えてもらうこと。


9.走行中に故障(走行不能)してしまったら


パンク以外の故障で走行不能になってしまったら、レンタカー会社や各州の自動車クラブに「緊急ロードサービス」を依頼することになる。しかし、深夜または電話の無いような所では、他の車が通るまで根気よく待つしかない。長距離ドライブに出る場合は、このような状況をも想定して飲料水の携帯は多めに行いたい。

故障、その他自力走行ができなくなった場合の連絡先。

●24時間(都市部)ロードサービス救援番号   Tel:1311-11

  • National Roads and Motorists’ Association Ltd.  Tel:2-9292-9222(New South wales)
  • Royal Automobile Club of Victoria Ltd.  Tel:3-9790-2211
  • Royal Automobile Club of South Australia Inc.  Tel:8-8202-4600
  • Royal Automobile Club of Tasmania Ltd.  Tel:3-6232-6300

●受けられるサービス内容

  • 路上救援サービス(JAF会員は、部品代のみ有料)
  • 牽引サービス(JAF会員は、一定距離内は無料)