海外旅行が趣味というボクですが、今年は仕事が忙しく休みが取れませんでした。今年は旅行に行けずに終わってしまうのかという晩秋に、なんとか取れた休みは5日。普段は短期間の休みで効率回れる都市観光が多いのですが、いろいろとコースを考えた結果、短期間でも大自然を満喫できそうなカナダを選びました。現地に3泊ですが実質観光できるのは2日間、効率よく回らないといけません。出発前に決めたのは、大学生の頃に訪れたナイアガラの滝観光、カナダの大自然の中で乗馬です。あとは成り行き、現地で決めようということにしました。カナダでの移動にはレンタカーを利用することを最初から決めていました。短期間の旅行だけに、バスなどや現地ツアーなどと違い時間の制約がないのが魅力です。

トロント国際空港には午後、定刻通りに到着。そのままエイビスレンタカーのカウンターへ向かいました。空港とエイビスのカウンターがあるパーキングビルは繋がっているので、非常に便利でした。契約書にサインを済ませ、パーキングに向かうとフォードトーラスが待っていました。この車が今回の旅のお伴です。出発するとさすがはアメリカ車、乗り心地がふわふわでソファの様です。この日の宿、ナイアガラへとそのまま向かいます。

トロント国際空港からハイウエイでそのままナイアガラへと繋がっています。ただし、夕方のラッシュと重なり、ハイウエイといえども渋滞。といっても、1台分の車幅が広いうえに車線が多いので渋滞も苦になりません。みんなと仲良く進んでいくという感じで渋滞も楽しいドライブでした。

ナイアガラの街に着いたのは19時頃。WEBで調べて予約していたEMBASSY SUITES HOTELは地上42階という高層の為、滝に近づくとすぐにわかりました。ボクの部屋は37階。暗くなってライトアップされたナイアガラの滝が目の前に広がっています。ナイアガラに3つあるタワーの中で眺めが一番いいと言われる高さ99mのコニカミノルタタワーがホテルの真横に建っているのですが、部屋からタワーの展望台を見下ろすことができます。このホテルで2泊することを考えただけで、ワクワクしてきます。明朝の日の出が楽しみです。夕食はホテル9階のレストランへ。アメリカ滝、カナダ滝のライトアップを見ながら、地元オンタリオ産のメルローワインを飲みました。それからカナダ産のエビやクラブなどのシーフードにステーキとボリューム満点の食事を満喫しました。

【1日目の走行距離約130キロ トロント国際空港 ~ ナイアガラ】
地上42階のEmbassy Suites Hotelとレンタカー
6時に起床して、日の出と共に彩りが変化するナイアガラの滝をホテルの部屋から眺めました。ナイアガラの滝に流れ込む川の上流から日が昇るので、川面に映る色がキレイでした。まだ滝の間近には行ってないけど、これだけでも十分という美しい自然の景色です。
時間と共に彩りが変化するナイアガラの滝
朝食のあと、楽しみにしていた乗馬に向かいます。道中は、この日がハロウィンということもあって、子供のいる家はカボチャなどの飾り付けを盛大にしていて楽しませてくれます。
10月31日、ハロウィン当日。
沿道の家々は飾られ、楽しくドライブできました。

■ナイアガラのホテル/Embassy Suites Hotel Niagara Falls - Fallsview
全室からナイアガラを眺めることができる。滝まで約90メートル。
部屋も2ルームでゆったり。
住所:6700 Fallsview Boulevard, Niagara Falls, Ontario
Tel: 905-356-3600
http://www.embassysuitesniagara.com/
ナイアガラ郊外にある乗馬クラブ「HorsePlay Niagara」には45分程のドライブで着きました。ビックリするくらいの簡単なレクチャーの後、即、乗馬です。ちなみにボクの乗馬歴は九州の阿蘇で体験乗馬をたったの1回、15分という初心者です。でも、カーボーイスタイルのインストラクターの後を着いていくとなんとかなるものです。乗馬コースは大自然そのもので、森を抜け、湖を回りました。森の中には野生のウサギ、七面鳥、鹿などがいるそうです。途中、鹿の足跡を説明してくれたり、ヘビを見たり…。木々の間の細い道をだどるように森の平原を抜け、小さな湖を馬で渡り、ヒューロン湖の湖畔へと馬を走らせます。日本から到着翌日、こんなに簡単に大自然を楽しめることに感動です。半日のCookoutのコースを申し込んだので、森の中でのランチタイムです。

■乗馬クラブ/HorsePlay Niagara
カナダは乗馬大会に出場するようなイギリス風の本格的な乗馬スクールがほとんど。ここは、楽しみながらカナダの大自然の中を乗馬ができる。アウトドアでランチをするとカーボーイになった気分。
住所:Hwy# 3, West of Port Colborne Tel: 905-834-2380
http://www.horseplayniagara.com/
乗馬中に撮影。
 

まずは薪を拾い、それから火をつけました。森の木を拾ってまわるのも楽しいし、日本の子供達に是非体験して欲しいなと思いました。木の先をナイフで削ってソーセージを刺し、焼き、パンにはさんでホットドッグにします。最後はマシュマロをあぶり、ブラウンになったころを食べました。マシュマロの皮をむくように食べると、物凄く甘くて美味しかったです。カーボーイスタイルだと言っていましたが、日本でもバーベキューの時にやるといいなと思いました。マシュマロを火に近づけすぎると火がついて焦げてしまいますので、10センチ位離してあぶります。

木の枝の先をナイフでとがらせて
ソーセージを突き刺しバーベキュー。
乗馬はランチタイムを含めて4時間で終了しましたが、体はくたくたです。もちろん、心地よい疲れですが。ホテルに帰って夕食まで寝ました。夕食前に、ナイアガラの街をドライブしました。観光地だけに、夜も明るく、観覧車とか土産物屋などがたくさんあって、楽しい散策ドライブです。街ではハロウィンなので、仮装している人を見掛けました。ホテル前のイタリアンレストランでチーズのGREEKピザを食べて寝ました。

【2日目の走行距離約80キロ ナイアガラ ~ ナイアガラ郊外乗馬】
まずはホテルをチェックアウト。滝の真下をくぐる遊覧船がオフシーズンのため休業中ということで、ナイアガラの滝の裏を見るツアーに向かいました。

まずは滝が手に届きそうな真上、テーブルロックから滝を見下ろし、それから滝の裏ツアーへ。ビニールでできたポンチョを渡され、滝の裏側に回りましたが、水に濡れる心配はありませんでした。それから、滝を下から展望できる所に出ました。下から見上げる滝も迫力があって、よかったです。

次にアメリカ滝へ車で向かいます。一般的にナイアガラの滝といえばカナダ滝の方を指しますが、レンタカーで国境を越えてアメリカ・ニューヨーク州にあるアメリカ滝へ行くのも楽しいドライブです。国境で一度レンタカーから降りて、入国審査をしました。それから、いよいよアメリカです。
ニューヨーク州をドライブ中。
アメリカ到着。ニューヨーク州の愛称「The Empire State」の
看板をバックにレンタカーを記念撮影。
アメリカ滝は、カナダ滝のように曲面がないので、雄大さでは劣る感じがしますが、滝の前にちょうど虹が出ていて、タイミングよく美しい滝を写真におさめることができました。
平面に流れ落ちるアメリカ側のナイアガラの滝。
手前には、滝の水蒸気のおかげか虹が出ていました。
秋の紅葉が美しい自然。
この水がアメリカ側のナイアガラの滝に流れ落ちます。
その後、少しだけアメリカ側をドライブしてカナダに戻りました。カナダへの再入国は、高速道路の料金所の様に現金を払うだけでスムーズでした。

それからアイスワインで有名なナイアガラオンザレイクへ向かうか迷いましたが、この日の宿があるトロントへ向かうこととしました。ガイドブックなどにはトロントは車が多いので、レンタカー向きではないようなことも書かれていましたが、道が碁盤の目のように走っているので、ドライブは簡単です。オマケに、通りの名前が交差点ごとに書いているので、車に優しい街だなと思いました。
トロント市内の交差点。
信号と通り名が書かれた看板が必ず着いているので、
ドライブするのに便利でした。
この日の宿は、B&B(ベッド&ブレックファースト)という日本でいえば民宿です。B&Bは宗主国であるイギリスに多いので、カナダにも多くあります。お昼の3時頃、トロントの街中にあるB&B(1871HISTORICAL HOUSE)に着きました。

■トロントの宿/1871 Historic House Bed & Breakfast
パーキング無料。住宅街の一角なのでトロントの普通の人の生活を垣間見ることができる。
住所:65 Huntley Street, Toronto Tel: 416-923-6950
http://www.1871bnb.com/
トロントの宿「1871 Historic House」の英国調の
かわいい部屋。一般の家庭を利用したB&Bはホテルとは
違った楽しみがあります。
トロントの住宅街にあるB&Bの前にレンタカーを駐車。
2階がボクの部屋でした。
トロントは周辺の都市圏を合わせると人口約560万人の大都市ですが、土地が広いだけに街中でも家が建ち並んでいる地域があります。B&Bの駐車場にレンタカーを停め、トロントの街を散策しました。移民が多くニューヨークに並ぶ他民族都市といわれるだけあって、リトルイタリー、チャイナタウン、ギリシャ人街、ユダヤ人街…とトロントの街を回るだけでも、世界の文化に触れることができます。もちろん、カナダ随一の大都市だけあって、ヨーロッパのブランド店が並ぶ通りやショッピングモールなど、トロントだけでも、しばらく観光できそうです。ただし、ボクがトロントに行った目的は世界で一番高い展望台を持つCNタワーです。日が暮れて高さ553メートルのCNタワーに到着。
トロント市内、高さ553メートルのCNタワー
一番上の高さ447メートルの展望台へ行くには中間地点でエレベーターを一度乗り換えないといけません。展望台に着くと360度、宝石の様な夜景が広がっています。ここからの夜景の光を見ると、トロントがいかに大きな街かよく分かります。はるか地平線の方まで光の宝石が続いています。ちなみに、エレベーターを乗り換える中間地点にも展望台がありますが、絶対に一番上まで行くべきです、これから行く人の為にお伝えしておきます。
真横に位置する、大リーグ・ブルージェイズの
ホームスタジアム「Rogers Centre」をCNタワーから見下ろす。
カナダの大自然を駆け抜けた乗馬。
オンタリオ湖畔周辺には小さな湖が点在
CNタワーの夜景を楽しんだ後は夕食です。他民族都市だけあって、街には世界各国料理のレストランが並んでいます。そのなかでも、地元のお客さんが多いお店(たぶん美味しい)を選びました。タイ料理のお店ですが、メニューにはベトナム、日本、韓国などアジア系の料理が揃っています。ベトナムの春巻きや、ムール貝を赤胡椒で炒めたものなど、カナダで食べるアジアのエスニック料理もなかなかのものです。料理を運んで来たウエイターは、マレーシアからの留学生でした。焼き鳥や、エビの串焼きなどを堪能して帰りは地下鉄で宿に戻りました。

【3日目の走行距離約200キロ ナイアガラ~ナイアガラ郊外乗馬】
帰りの飛行機がトロント国際空港13時25分発のため、最終日はトロントの朝を少しだけ散歩して空港に向かいました。最後のカナダドライブです。
トロントの朝。
紅葉に染まったリーフに彩られた街を出勤。
途中スーパーマーケットに寄り、お土産を買いました。気軽にスーパーマーケットに寄れるのもレンタカーの旅ならではです。空港や観光地で買うお土産もいいのですが、ボクはスーパーマーケットにある、日常のお菓子や雑貨のお土産が好きです。見た目も国の文化が出ていて楽しいし、予算も安く済みます。ちょうどハロウィンが終わって、ハロウィン関連のお菓子がバーゲンになっていたので、買い込みました。それから空港へ。フリーウエイから降りて、道路標示通りにパーキングビルに向かうとエイビスのマークがあるので、レンタカーの返却は簡単でした。あとは繋がっている空港へ向かうだけです。
最後のドライブ。
トロント郊外を空港に向かって運転中。
外では、ちょうど小雪が舞っていました。今年見る初雪がカナダというのも、よいものです。こうしてカナダレンタカーの旅は総走行距離440キロで終えました。走行距離は少ないかなとも思いますが、短期間でナイアガラ郊外の大自然で乗馬をしたり、国境を越えてアメリカ滝に行ったりできたというのは、やはりレンタカーならではの旅です。大ざっぱな計画の気ままな旅でしたが、レンタカーのおかげで時間を有効に使えたのもポイントです。

【4日目の走行距離約30キロ トロント市内~トロント国際空港】
【旅の総走行距離440キロ】