「わたし、赤毛のアンの島に行ってみたいなぁ」との妻の言葉に、その場所が地球上のどこにあるのかも知らず、「それじゃあ、今年の夏休みに行ってみようか」と気安く答えてしまった。そんな私のうかつな(?)やり取りから今回のカナダ旅行が始まった。

「カナダ プリンスエドワード島、セントローレンス湾にふわりと浮かぶ小さな島」。旅行の計画を練り始めた当初、これが最初に私の目にとまった島のキャッチフレーズでした。「ふわりと浮かぶ小さな島」を文字通り解釈して「自転車でも周れる」、そんなイメージを持ちました。しかし、情報を集めていくうちに、実は私の住む千葉県よりもはるかに広い面積をもつこと、そして島自体が独立した州でもあることを知りました。しかも、島には公共交通が皆無である事も!(かつて鉄道があったが現在は廃線)そこで、今回の旅行では必然的にレンタカーを利用することになったのでした。

6月にデビューしたばかりのエアカナダ最新鋭大型機ボーイング777で成田を発ち、中型機へ、そして最後は乗り合いバスほどの小型機へと飛行機を乗り継ぎ、時差12時間という正真正銘「地球の裏側」にある「意外と広い島」にたどり着いたのは、成田を出発してから実に18時間後の午前1時でした。州都シャーロットタウンで2泊した後、いよいよAVISさんのレンタカーで今回の目的地であります、アボンリー村のモデルとなった村、キャベンディッシュへと向かいました。
シャーロットタウン空港のAVISカウンター
(荷物の出てくるコンベアの文字通り目と鼻の先にありました、牛の人形はプリンスエドワード島生まれでカナダ全土に広がった有名なアイスクリームチェーン店「カウズ」のマスコット)
いよいよ出発
(シャーロットタウン空港にて)
ちょっとひと休み
(島には東部廻り、中央部廻り、西部廻りの計3つのドライブコースが整備されておりビューポイントには、このような駐車場が地図や案内板とともに設置されていているので道に迷う心配はない)
キャベンディッシュへは州都シャーロットタウンから北西へおよそ40km。島の道路は良く整備されており、広々として見晴らしが良く、海外での運転に慣れない私にもドライブは快適そのものでした。キャベンディッシュでは、日本でも有名だというB&B、Kindred Spirits Country Innに4泊し、そこをベースに島でのドライブやビーチでの海水浴、そして「赤毛のアン」の著者モンゴメリーゆかりの地を廻る観光などを楽しみましたが、ドライブで楽しむ島の景色は本当にすばらしいものでした。
イーストポイントの灯台にて
 
「赤毛のアン」の著者モンゴメリーの生家前にて
(ニューロンドン)
モンゴメリーが結婚式を挙げたというモンゴメリーの親戚の家、
通称「シルバーブッシュ」
(パークコーナー)
プリンスエドワード島国立公園の海岸にて
(ここから見る朝日は、赤土に映えて本当に綺麗だった)
ノースケープ
(島の東端のイーストポイントと北端のノースケープの両方を訪れたので、端から端まで旅行した「証明書」を発行してもらえた)
ウェストポイント
(切手にもなった有名な灯台、カナダ国内で唯一の泊まれる灯台として人気が高く予約を取るのは大変とのこと)
フレンチリバーの展望台
(あまりにきれいな景色のために路上駐車が絶えなかったので、地主さんがこの土地を寄贈したという駐車場。そのことを記念する看板も見える)
インディアン・リバーの教会
(プリンスエドワード島出身の建築家ウィリアム・ハリスの作品、夏にはこの教会で音楽祭が開かれラジオでも放送される。私たちが立ち寄った時もちょうどリハーサル中でした)
日本でも人気の高いこの島には、日本語ガイドによる様々なツアーがあることを知りました。もちろん地元に長いプロのガイドの方の案内から得られる楽しみもあることでしょう。しかし、この島ならではのすばらしい風景を楽しむには、レンタカーを利用しての気ままな旅に勝るものは無いのではないかと思います。

ドライブそのものを楽しむのはもちろんの事、朝日や夕焼けを見に海岸までちょっと車を走らせたり、宿から数キロ離れたロブスター専門のレストランに出かけたり、はたまた宿で楽しむビールを買出しに出かけたり(カナダではビールは「リカーストアー」でのみ販売されているので、街中はともかくリゾート地では車がないと手に入らない!)と、車社会のこの島でレンタカーは本当に重宝しました。

どこにあるかも知らなかった「アンの島」が、何度でも訪れてみたい大好きな「私の島」になった今回の旅でしたが、幸いな事にAVISさんにレンタカーを提供して頂き、お陰で本当に楽しく休暇を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。