赤毛のアンの世界を訪ねて、憧れのプリンス・エドワード島へ行ってきました。

モンゴメリが最初に教員として赴任したビデフォードに向かいました。

キャベンディッシュから約120キロの道のりです。
宿泊先のキンドレッツ・スピリッツ・コテージを10時ごろ出発し、国道6号線を東に進み、スタンレービレッジで254号線に入り南下しました。
この道は風光明媚なので是非にと薦められて通ることにしました。
期待を裏切らない景観でした。
15分分ほど走ると国道2号線に突き当たりますので右に折れ、ここからはひたすらに2号線を飛ばします。
走ること約1時間20分、マウント・プレゼント( Mount Pleasant )を右折し133号線に入り最初の十字路を右折すると12号線に入ります。
10分くらい走ると左手にレモンイエローの可愛牧師館が見えてきました。
この牧師館にモンゴメリは下宿していました。
床はモンゴメリが住んでいた頃のまま保存されています。
モンゴメリの部屋は窓辺に机が置かれていて、その窓からはなだらかにうねる芝生とその先に横たわる入り江が見えました。
若き日のモンゴメリがこの机に向かい、時折輝く湖水を眺めながら日記を書いていた姿が眼に浮かぶようでした。
日記の記述はそのまま「アンの青春」に描かれています。
物語の舞台としては登場しませんが、この一室は「アンの青春」と深いつながりを感じました。

また「赤毛のアン」で、アンがアラン牧師夫人にヴァニラと間違えて痛み止め入りのケーキを焼きますが、それはこの牧師館のエスティ牧師夫人がモンゴメリに痛み止め入りのケーキを焼いたという事実がモデルになっています。
その台所も見てきました。ブルーが基調の可愛らしい台所でした。

そろそろ昼食の時間なので帰りにレストランが近くにないかと牧師館の人に聞いた所、マクニール・マーケットが近くにあると教えてもらいました。
しかしプリンス・エドワード島の「すぐ近く」は日本の「すぐ近く」とは距離感がかなり違うようで、「割合近く」くらいの所にお店がありました。

このお店はマーケットの一角に椅子とテーブルが置かれ、簡単な食事が出来るようになっていました。
そのお店で、リタイアされ今はボランティアをしているというおしゃべり好きなお爺さん(と言うには若々しい)とお仲間のシスターに出会いました。
彼らから必ずまた来るようにと言われたので、私たちも必ず来ますなんて調子を合わせていたら、シスターはあなた方が来るまでは私はずっとここに座ったまま待っています、とウィットに富んだ返事。
お店を出る時には旧知の間柄のように抱き合って別れを惜しんできました。

レンタカーで気ままに観光していたからこそ出来た出会いでした。